基幹水利施設ストックマネジメント事業田尻排水機場地区
本地域は、昭和43年から平成7年にかけて県営かんがい排水事業・田尻川地区により幹線的な用排水施設を改修し、併せて県営圃場整備事業等が行われ、昭和46年から昭和58年にかけて田尻排水機場を造成し現在に至っている。排水機場造成から44年が経過し耐用年数が過ぎ、原動機や電気設備及びポンプ設備において経年劣化に伴う機能低下が懸念され、維持管理に多大な経費を費やしている状況にある。今後、原動機や電気設備に重大な故障や損害等が発生した場合ポンプの運転停止により、洪水時の排水に重大な影響をおよぼし湛水被害の恐れがある。このため本事業によって、施設の機能保全対策を実地することにより施設全体の機能回復を図り、排水機能を確保し、農業経営の安定化を図るものである。
関係市町村 | 受 益 面 積 | 受 益 戸 数 | 事 業 費 | 予 定 工 期 |
---|---|---|---|---|
大崎市、美里町 | 水田 1,322.3ha 畑 4.9ha |
1,094戸 | 505,000千円 | H22~27年度 |
横軸斜流ポンプ4台 | Φ1350×3台 Φ800×1台 |
---|---|
ディーゼルエンジン | 280ps×3台 |
巻線型電動機 | 80kw×1台 |
ロータリーレーキ式除塵機 | 4台 |
総排水量 | Q=12.8 m³/s |